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アットホーム投資 投資コラム 不動産投資Q&A 賃貸管理編:近隣トラブルの対処法!「騒音」

不動産投資Q&A

賃貸管理編

更新日:2009/01/29
質問

近隣トラブルの対処法!「騒音」

私は賃貸マンションを保有していますが、最近、居住者から騒音の苦情が頻繁に起きています。居住者間で解決してほしいのですが、どうも、うまくいきません。対処法を教えてください。


回答

1.自分こそ被害者!という意識

近隣トラブルにはよくある事例として、「自分こそ被害者!」と思っている方が多く、互いに被害者意識を持っている場合があります。

一般的に被害者と言えば「騒音を出された側」と考えますよね?
しかし、苦情を出された側は、普通に生活しているのに苦情を言われてしまったとの感情が生まれて、(苦情を言ってきた方のことを)「神経質な奴」と思ってしまうのです。
また、騒音の発生源については特定しにくいことも原因しています。

一概にどちらが悪いとは判断できないケースが多いですし、前述のように、当事者同士はどちらも自分が被害者だと思っている以上、解決は困難を極めます。苦情を言われた側は常に気を付けているし、苦情を申し立てた側は常に気をつけて欲しいと思っている。
この意識の違いが、近隣トラブルを泥沼化する原因です。


2.法的に取り締まれるか?

騒音を法的に取り締まれるかと言えば、現状ではほぼできません。
騒音おばさんの事件では故意に大音量で騒音を流しつづけ、相手に精神的苦痛と頭痛などの実害が発症したため傷害事件として逮捕・起訴に踏み切りましたが、極めて稀なケースと言えるでしょう。損害賠償請求として民事訴訟を起こす事はできますが、嫌がらせによる騒音などの原因が無ければ、難しいと言わざるを得ません。

3.近隣トラブルを防止する方法

近隣トラブルを防止する為の方法としては、生活ルールの明確化があります。

駐輪問題、ゴミ問題についても同じ事が言えますが、基準を作り、その基準を守らない場合は一定のペナルティを課すなどルールを明確にしておくことが解決の第一歩になります。騒音問題についても、小さな子供の居る家族は上階に入居させない、生活時間帯の違う人との生活空間の接近を避ける等の工夫も必要となります。事前の防止策と言えます。入居審査の時点で、家族構成や職業によりその危険性は見えてくるものです。

迷惑行為になる場合は、賃貸住宅の住環境の維持のために、家主として生活ルールを守らない賃借人に対して、法的な対応をとらざるを得ないでしょう。

4.マンション管理士など専門家の手を借りることがスムーズな解決策

近隣トラブルの解決方法は千差万別ですが、居住者間で解決させる事が基本です。
現状を把握し客観的な第三者に仲裁をお願いすることが最善の方法です。
深みにはまりこむと、両当事者から恨まれる事となります。

注意程度は良いでしょうが、具体的な調整を家主自ら行うことは困難だと考えるべきです。管理業者やマンション管理士など専門家の手を借りることがスムーズな解決策だと思われます。また、紛争の解決機関として民間調停機関の整備がされつつあります。民間調停機関の活用が今後の課題となるでしょう。

猪股 豊氏
猪股 豊氏

日本コミュニティサポート(株)代表取締役社長。
資産承継研究所(不動産実践塾『いの塾』)塾長。

主な著書に、週刊住宅新聞社『けったいで おもろい相続の話』、住宅新報社『マンションの価値を上げる 管理の超実践読本』(共著)。夕刊フジコラム『買って良いのか!このマンション』、住宅新報社新聞『不動産FPセミナー』執筆。


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