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「東証住宅価格指数」で震災後の中古マンション価格を振り返る

更新日:2012/1/12

東日本大震災後、中古マンションの価格がどう動いているかを「東証住宅価格指数」を基に整理しておこうと思います。
「東証住宅価格指数」は中古マンションの価格動向を見るための指標です。財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)に登録された成約情報を基に、首都圏にある中古マンションの同一物件の価格の変化を指数化したものです。

アメリカには「S&P(スタンダード&プアーズ)ケース・シラー住宅価格指数」という指数がありますが、これを参考にして作成された指数です。「S&Pケース・シラー住宅価格指数」は中古一戸建住宅の売買データを基にしていますが、日本では中古一戸建住宅の売買よりも中古マンション売買のほうが活発であることから、中古マンションの価格動向を「東証住宅価格指数」としてまとめています。

■データから読み取れること

2011年7月の当コラムでは震災前3月までの「東証住宅価格指数」を見ました(今後注目したい「東証住宅価格指数」http://toushi-athome.jp/column/ima/vol14/)。今回は震災後2011年9月までのデータを見ます。2000年1月から2011年9月までの価格指数をまとめると下記のようになっています。震災後、指数は低下傾向にあることがわかります。

2000年1月以降の東証住宅価格指数

もう少し最近の動向を見やすくするために2010年1月以降のデータを取り出してみます。下記グラフは2010年1月を100とした場合の変化を表しています。

2010年1月以降の東証住宅価格指数

首都圏全体で下落傾向が見られる中、千葉の下落が大きい印象を受けます。これには湾岸地域のマンション価格の下落が背景にあるだろうと推測できます。一方で埼玉は震災後むしろ上昇しています。湾岸エリアから内陸部に人気がシフトしていることの表れなのかもしれません。

■今後も東証住宅価格指数には注目したい

一番上のグラフを見ていただくとわかるとおり、近年では特に、東京・神奈川の指数と千葉・埼玉の指数との間に乖離(かいり)が見られます。千葉・埼玉では東京・神奈川に比べると上昇時にも上昇幅は小さく、下落時には下落幅が大きくなっています。従って不動産投資をするならばできるだけ東京、神奈川がよいのではないかということは常々お伝えしています。

しかし震災後は埼玉では他地域と違い、むしろ価格が上昇していることが読み取れました。千葉の指数は大きく低下していますが、千葉エリアでも立地によっては逆に震災後に値上がりをした中古マンションなどもあると聞きます。当たり前のことかもしれませんが、不動産投資に際してはまず立地の選定は慎重に行いたいところです。

首都圏エリアの一都三県の中では、不動産価格の下落はまず千葉から始まる、と言われたりもします。グラフで見る千葉エリアの価格下落が、首都圏全体の価格下落の前触れになっていないかは気になるところです。今後も引き続き東証住宅価格指数はチェックしておきたい指標の一つだと言えるでしょう。

山本 俊成氏
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山本 俊成氏

株式会社ファイナンシャル・マネジメント
ファイナンシャルプランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー((財)住宅金融普及協会認定)

2001年、ファイナンシャルプランナー資格取得。都市銀行、保険会社での勤務経験を生かし、クライアントに対し実務的なコンサルティングを行う。特に保険、住宅ローン分野を得意とする。


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