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アットホーム投資 投資コラム 不動産投資の今!! 今後注目したい「東証住宅価格指数」

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今後注目したい「東証住宅価格指数」

更新日:2011/7/7

毎月下旬にアメリカでは「S&P(スタンダード&プアーズ)ケース・シラー住宅価格指数」という指数が発表されています。株価は景気に先行して動く指標であるのに対し、住宅価格というのは景気の実態を表す指標と言え、この住宅価格指数は今後のアメリカの景気を考える上で大切な指標の一つになっています。

この「S&Pケース・シラー住宅価格指数」と同様の指数が日本でも作成されるようになりました。それが「東証住宅価格指数」という指数です。2011年5月末時点ではまだ「試験算出」段階とのことなのですが、今後景気の実態を把握するための指標として注目されるようになるでしょう。もちろんこれは不動産投資を検討している人にとってもチェックすべき大事な指標となるはずです。

東証住宅価格指数とは

東証住宅価格指数は、首都圏の中古マンションに関して財団法人東日本不動産流通機構(通称:レインズ)に登録された成約情報を基に、同一物件の価格がどう変化したかというデータから算出した、不動産価格の動向を把握するための指数です。

ケース・シラー住宅価格指数は、アメリカの中古一戸建住宅の売買データを基にしていますが、日本では中古一戸建住宅の売買よりも中古マンション売買のほうが活発であることから、東証住宅価格指数は中古マンションのデータを基に指数化しています。2000年1月を100としているのはケース・シラー住宅価格指数と同じです。

データから読み取れること

1993年以降の東証住宅価格指数が以下のグラフです。一貫して指数は下落し、現状はバブル期の頃から比べるとずいぶんと不動産価格が下がっているのがわかります。

【1993年以降の東証住宅価格指数】

次に2000年1月以降に範囲を絞ってデータを見やすく整理すると以下のようになっています。2005年頃を底にして2007年頃まで上昇が見られます。そしてその後また2009年まで落ち込み、2009年を底に再びやや上昇傾向にあったところで、今回の震災が発生したということが言えるのではないでしょうか。

また同じ首都圏でも近年では東京・神奈川の指数と千葉・埼玉の指数との間にかい離が見られます。千葉・埼玉では東京・神奈川に比べると上昇時には上昇幅は小さく、下落時には下落幅が大きくなっています。もちろん立地にもよるのでしょうが、このデータからは千葉・埼玉よりは東京・神奈川で不動産投資を行うほうが、物件価格の下落の可能性がより低くなる分有利ではないかという印象を持ちます。

【2000年以降の東証住宅価格指数】

震災の影響が現れるのは今後

指数は毎月末に発表され、その2か月前までのデータが対象となります。上記グラフは5月31日に発表されたデータを基にグラフ化したものですが、データは5月の2か月前すなわち3月時点のデータとなります。そのためまだ震災の影響をここから読み取るのは難しいかもしれませんが、それでも埼玉の指数は3月に大きく低下しています。震災の影響が本格的に反映されてくる今後のデータには注目していきたいですね。

山本 俊成氏
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山本 俊成氏

株式会社ファイナンシャル・マネジメント
ファイナンシャルプランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー((財)住宅金融普及協会認定)

2001年、ファイナンシャルプランナー資格取得。都市銀行、保険会社での勤務経験を生かし、クライアントに対し実務的なコンサルティングを行う。特に保険、住宅ローン分野を得意とする。


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